モノーキ
第1回「ノストラダムスの真の恐怖とは!!」
 


 
オオタ「1999年の7月もとっくに過ぎちゃいましたね。」
カワタ「あぁ、人類なんか絶滅してくれればよかったのに。」
オオタ「…この人は…」
カワタ「あぁ、恐怖の大王よ。遅刻しないで早く来い!!仕事したくねぇ。」
タカハシ「恐怖の大王は遅刻なんかしてないぜ。」
オオタ「そりゃぁ、もう来ることはありませんものね。」
タカハシ「いや、恐怖の大王は来た!!
カワタ「何、言ってんだよタカハシ。7月にも旧暦の7月にもそれらしい事件は何も起きなかったじゃねぇか。」
タカハシ「それは皆が恐怖の大王の存在に気がついていないだけだ。」
カワタ「じゃぁ、いったい恐怖の大王の正体はなんだったんだよ!!」
タカハシ「ブロア城の問答と言うのは知っているか?そこでノストラダムスは恐怖の大王について、『それは高い上空から降ってきて…目には見えず何物でもないもの、そしてそれによって未来の都市や街々が破壊され…人間が大勢死ぬ』と言っていたそうだ。」
オオタ「でも、実際にそんな事件は起きてませんよ。」
タカハシ「いや、起きた。目には見えずそれ自身以外何物でもない恐怖の大王…それにより、多くの人間が殺された。いや、普通の人間には光景を見たものもいないが…」
カワタ「意味がわからねぇよ。いったいどういうことだよ。」
タカハシ「いいか、恐怖の大王は1999年7月といわれているが、実際は1999年の7ヶ月の間という意味なんだ。我々は1999年の1月から7月の間まであることにひたすら怯えていたじゃないか!!」
オオタ「いったい、それは…!?」
カワタ「7月まで怯えてた…、まさか!!」
 

タカハシ「恐怖の大王の正体はノストラダムスの予言そのものだったんだよ!!
オオタ「そ、そんな…」
タカハシ「いいか、出版されたものはともかく予言そのものは誰にも見えず何物でもない。」
タカハシ「ノストラダムスは予言の最初の詩でこう述べている『真鍮製の三脚の台の上方 空間より怪しき炎が浮かび上がり すばらしきこと私に告げる。』これはノストラダムスの予言を行う姿を表したものといわれているが、これは『それは高い上空から降ってきて…目には見えず何物でもないもの』とほとんど符合するのがわかるだろう。」
オオタ「た、たしかに…」
タカハシ「そして、この予言を利用して多くの研究者が自分の妄想の中で大量殺戮を行った。まさしく予言そのものの行為が起こったと思わないか?」
カワタ「それじゃぁ、『その前後、火星が幸せに統治する』の意味はどうなんだよ?」
タカハシ「『真鍮製の三脚の台の上方 空間より怪しき炎が浮かび上がり』の部分を思い出してみろ。この炎が火星を意味しているんだ。」
オオタ「『その前後統治する』の意味は?」
タカハシ「火星が炎であるとわかれば簡単だ。『その前後』は1999年7月前後、『幸せに統治する』は幸せなのは当時のノストラダムス。自分の書いたものがあれだけ影響力を示せば作家冥利につきるというものだろう。」
オオタ「自分の予言で発生する事件をも予言していたんですね…」
タカハシ「恐怖の大王の詩はノストラダムスが自分の予言に恐れおののく愚民どもを笑っていた詩なんだよ。」
カワタ「あの詩は人類への警告の詩ではなかったというのか…」
タカハシ「あぁ、ノストラダムスは我々が思っていた聖人ではなく、未来を見ぬく能力を悪用していただけなのかもしれない…」
オオタ「では、まだほとんど解読されていない他の未解読詩を解読することに意味は無いのでしょうか?」
タカハシ「いや、予言は全て曖昧な形で示されている。本当に我々を欺くだけなら最初に事実を述べて、信じきったところで、嘘をついて最悪の事態を起こしたりするはずだ。おそらく、彼は現代の我々に挑戦状を叩きつけているんだ。これは俺達とノストラダムスの知恵比べなんだよ。」
オオタ「負けられませんね」
カワタ「やってやろうじゃないか。ノストラダムスさんよ。」
タカハシ(ノストラダムス…。お前はその能力で一体何を見たんだ。そして、俺達に一体何を見せようとしているんだ…)
タカハシ「よし、MMR出動だ!!」
 

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