モノーキ
第8回「Y2Kに隠された恐るべき計画とは!!」
 


 
オオタ「しかし、2000年問題も何事もなくすぎさりそうですね。」
カワタ「2000年問題でおこった大きな事故って、JRのどこかの田舎線の回数券の表示がおかしくなったってくらいしか話聞かないぜ」
オオタ「僕も気になって一時期調べたんですが、本や人の発言によっては今の時期で相当やばくなっているとかかれているんですけどねぇ。それを見ちゃうと今の平和な状況は…」
カワタ「まぁ、この調子なら2000年問題なんて気にしなくても無事に年は越せるんじゃねぇか?」
オオタ「一説ではコンピュータ業界が恐怖を煽って、仕事を得るための作戦だったって話もありますよ。」
タカハシ「本当に、それらのことは調べたのか?」
カワタ「タカハシ!!」
オオタ「けどタカハシさん、現に事件はいまだに全然起こっていないじゃないですか。」
タカハシ「いいか、もしお前達が企業の上役だとして、自分達の会社で2000年問題で大きな事故が起こったとする。そしたら、お前達はこの事件をどう処理する?」
オオタ「隠蔽工作ですね。」
カワタ「たしかに、2000年問題がかなり長期間叫ばれていた状況でここにきてミスをおこしたとしたら、企業の信用問題にかかわるわな。」
タカハシ「その通りだ、カワタ。もし、会社内部で事件が起こったとしても、それが社外にまで持ち出される可能性が低いんだ。だから実際に客に回数券を発売してしまったJRの事件だけが、マスコミに発表されてしまったと考えられないか?」
オオタ「たしかに…」
カワタ「でもよ、表面上に出ている事件がそれくらいのちょっとしかないのなら、2000年になったとしても、それほど大きな影響はないんじゃないか?」
タカハシ「いや、こないだ政府がじきじきに『2000年問題は危険だから非常食などを準備しておくべき』と発表したばかりだ。もっとも臨界事故などのごたごたの後だったから、気にもとめない人が多かったようだが。」
カワタ「まさか、臨界事故が政府の陰謀だったとでもいうのか!!」
タカハシ「あぁ、まったく考えられない話でもない。俺には政府が2000年問題に関する重大な何かを隠しているようにしか見えないんだ。何か…」
オオタ「とにかく、パソコンと2000年問題について、くわしく調べてみましょうよ。タカハシさん」
カワタ「そうだぜ。考えたって始まらないぜ」
タカハシ「よし、とにかく図書館へ行ってよく調べてみよう。」
 
オオタ「カワタさん。何かみつかりました?」
カワタ「いや、それらしい本は見つからないなぁ。」
オオタ「って、何漫画本読みながらビデオ見ているんですか!!」
カワタ「しかし、アイツもよくあきないで小難しい本をずっと読んでるよなぁ。」
オオタ「そんなこと言ってないで、さっさとノルマをこなしてくださいよ。」
カワタ「へいへい。」
 
数時間後…
タカハシ「ま、まさか…この記述は…」
カワタ「何かみつけたのか!!」
タカハシ「俺は今ついに2000年問題の本当の姿にぶちあたった。」
オオタ「ゴク…」

タカハシ「2000年問題は小人さん達による、おそるべき人類滅亡計画だったんだ!!」
カワタ「なんで、小人さんなんだよ」
タカハシ「調べた結果わかったのだが、昔のパソコン関係の本によくでてきた話がある。『知らない間に小人さんがやってきてプログラムを組んでくれた。』『寝ている間に小人さんがプログラムを組んでくれる。』中には本当に小人を見たという記述もある。」
オオタ「でも、それは疲れているときに見た幻では?」
タカハシ「いや、それにしては目撃例があまりにも多すぎる。それに全国各地で同じような目撃例が発生するなんて不自然だと思わないか?」
カワタ「た、たしかに…」
タカハシ「それに、この目撃例は近年になるほど減ってきている。これはつまり…」
オオタ「2000年問題の対策が進むにつれて減ってきているということですね。」
タカハシ「その通りだ。つまり、2000年問題は小人さん達によって意図的に含まれた問題である可能性が高いということだ。」
オオタ「それじゃぁ、もしかしたら突然核兵器が暴発してそのまま核戦争なんてことも…。」
タカハシ「あぁ、意図的に組まれたものである以上、可能性は否定できない。」
カワタ「その小人さんの正体はわからないのか!!」
タカハシ「あぁ、全くてがかりがない。ただ、昔西洋の妖精でグレムリンという小さな生き物がいたという話がある。彼らは機械にもぐりこんで物を壊したりしたらしい。彼らが何らかの原因で突然変異し、異常繁殖をおこしたものかもしれない…。」
タカハシ「そして、昔から自然に密着してた生活をしていた小人さんたちが、近年の自然破壊によって住みかを追われ、我々人類に対して報復をしてきたのかもしれない。人類が自分達で開発した科学の力を逆手にとって…」
カワタ「なんとかならないのかよ、タカハシ!!」
タカハシ「今となっては遅すぎる…コンピュータのエンジニアの人達の2000年問題の取り組みを信じるしかないんだ。」
タカハシ「しかし…、組み込み型LSIに2000年問題を忍び込ませたという話もある。もし、これらのLSIが彼らの手によって、自由自在に操れたとしたら…」
 
          たしかにこの話はあくまで可能性でしかない。しかし、2000年問題が存在するのは事実である。
              そして、そこになんらかの意志が存在していることもまた否定できないのである。
 

戻る
 

モノーキ
SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送