モノーキ
第9回「現代科学技術の暴走を止めろ!!」


オオタ「カワタさん、H-IIロケットの打ち上げ失敗についてどう思います?」
カワタ「そうだなぁ、税金の無駄だったってとこか?俺の血税を返せ!!」
オオタ「金のことしかないのか、この人は…」
タカハシ「どうした?H-IIロケットに何か不審なことでもあったのか?」
オオタ「いえ、タカハシさん。実は読者の方からこのようなメールが来たんですよ。」
 
埼玉県 厚木さん(仮名)からのメール 

 こんにちは、僕は杜王第3中学校に通っている中学1年生です。 
ところで、MMRのみなさんにぜひ調べてほしいことがあります。 
先日H2ロケットの打ち上げが行われました。残念ながら失敗してしまいましたが、実は僕が気になるのはそこなのです。何故、日本の科学技術をもってしても、2度もH2ロケットの打ち上げが失敗したのか。僕は何かこの失敗に意味があると思うのです。 
最近では気になって夜も眠れません。 
 どうかMMRの皆さん、このH2ロケットについて調査してください。お願いします。 

カワタ「はぁ?ただの事故だよ事故。」
オオタ「そう一概に否定しちゃだめですよ。」
タカハシ「オオタの言う通りだ。現に今まで読者の手紙をきっかけにいくつもの新事実を突き止めてきたじゃないか。」
カワタ「たしかにそうだけどよぉ…」
オオタ「とにかく調査してみましょうよ。」
タカハシ「そうだな。さっそく宇宙工学に関する権威の人にアポを取ってくれ。」
オオタ「わかりました。」

こうして我々は宇宙工学に関する日本での第一人者J大学の山原教授(仮名)を尋ねた。

オオタ「はじめまして、先日連絡させていただいたMMRのものです。」
山原教授「こちらこそ、はじめまして。」
タカハシ「さっそくですが教授、現在我々はH-IIロケットについて調査を行っているのですが、日本の科学技術の最先端を行くH-IIロケットが2度も打ち上げ失敗することなどありうるのでしょうか?」
山原教授「考えられないことではないと思います。たしかにロケットを作るために失敗の無いようシミュレーションなどを入念に行って、相当のテストを積み重ねています。しかし、ロケットは実際に打ち上げるまで本当に打ち上げることは一度もないわけですから、ごくわずかな部品の故障、想定外のミスなどにより、失敗することは当然考えられます。」
タカハシ「ですが、もしそうならば今回のH2ロケットに関しては保険をかけていませんでしたよね?これは国に打ち上げの成功に相当自信があったとみて間違いないですよね?しかし、現に打ち上げには二度も失敗しています。これについては教授は一体どのようにお考えなのでしょうか?」
山原教授「今回失敗したH2ロケットというのは正式名称を「H-II-8F」と言いまして、H-II型のロケットの8号機にあたるのです。今回二回連続で打ち上げに失敗してしまいましたが、実は残りの6機はすでに打ち上げに成功しているのです。保険をかけなかったのはそこからの自信の表れと見てよいのではないでしょうか?」
カワタ「知らなかったなぁ…」
タカハシ「いくら成功の実績の多いものと言えど、超精密機械であるロケットに保険もかけずに飛ばすということは考えにくいのです。例えそれが可能だったとしても、コストを半分近く削減した「H-IIA」型のテスト機にあたると考えられると従来機と大幅な変更が加わっていると考えられるのです。。」
山原教授「いいかね、君。ロケットの保険は生命保険とはわけが違うんだ。保険をかけるだけで何億、いや下手すると何十億もの金がかかるんだ。これではいくら打ち上げが成功してもコストの削減にはならないのだよ。」

カワタ「結局、めだった収穫は得られなかったな。」
タカハシ「あぁ、しかしH-IIロケットについての知識が得られただけでも良しとしようじゃないか。」
オオタ「それにしても、保険のこととかどうも腑に落ちない点がいくつかありますよね。」
カワタ「結局は金の問題だと思うしかないな。くそー!!税金返せ!!」
オオタ「カワタさんは黙っていてください。あの教授はむしろH-IIロケットについて何か隠しているようなフシもありましたよ。」
タカハシ「たしかに俺もそれは感じた。しかも、あの教授個人ではなく何か日本の宇宙工学業界全体で巨大な隠蔽工作が行われているような気がするんだ。」
オオタ「そういえば、H-IIロケットそのものの話を聞きすぎて、他のロケットの話を詳しく聞くのを忘れてしまいましたね。最近の例で言えば北朝鮮のミサイルとか…」
カワタ「あれは結局、ミサイルだったのか?ロケットだったのか?」
タカハシ「ロケットかミサイルか…」
タカハシ「ま、まてよ…。北朝鮮のミサイルがロケットかどうか判別はつかなかったということは、ロケットとミサイルの技術は比較的近いということか?」
オオタ「えぇそうだと思います。たしかロケットの基礎技術は第二次世界大戦中に開発されたミサイルによって培われてきたという話を聞いたことがあります。」
タカハシ「そうか…、やはりそうだったのか…」
カワタ「一体、何がわかったんだ。タカハシ!!」


タカハシ「H-IIロケットは合法的核ミサイルの試作機だったんだ。」
カワタ「そ、そんな馬鹿な!!飛躍しすぎてるぜ。大体、こんな失敗してたんじゃミサイルとして役にたたないじゃないか!!」
タカハシ「いや、あれは失敗じゃない。実験はまさに成功していたんだ。」
オオタ「どういうことですか?」
タカハシ「つまりあのロケットは打ち上げることが目的じゃない。落とすことが目的だったんだ。」
カワタ「まさか…」
タカハシ「いいか、考えても見ろ宇宙開発事業団ではH-IIエンジン部の回収を行おうとしている。本来なら完全にコンピュータ制御されているマシンだ。失敗したとしてもデータは全て彼らの手元に入っているはずだ。コスト削減を行っている彼らがわざわざエンジンを回収するメリットがどこにあるのか?」
オオタ「つまり、落下地点を測定できる。ということですね。」
タカハシ「そうだ。これで打ち上げたロケット、いやミサイルの精度を計測できるということだ。」
カワタ「それはわかったけどよ。なんでそれと核が結びつくんだ?」
タカハシ「たしかに普通にミサイルを作ったほうが本来ならはるかに安上がりだろう。しかし、なぜこんなことをするのか?それは本来普通のミサイルに積んではならないもの。」
カワタ「核というわけか。」
タカハシ「そして、1999年7月に地球に再接近した木星探査機カッシーニには大量の核が積まれていた。つまり、ロケットとしてならばそこに核がつまれていたとしても、なんら不自然ではない。そして、改良型のH-IIロケットの名前「H-IIA」このAが何を意味しているか。」
カワタ「Atomic か!!」
オオタ「ですが、それだとタカハシさんのこだわっていた、保険をかけなかったこととつじつまがあいませんよ?」
タカハシ「いや、むしろ保険をかけなかったことでつじつまが合うんだ。もし極秘裏で核を開発している宇宙開発事業団のミサイル打ち上げ失敗と保険で金を取り返すことが都合良く続いたらどうなる?核開発は疑われないことが重要なんだ。」
オオタ「たしかに…、しかし狙って落とすなら、例えロケットでもそれは核兵器とは言わないのですか?」
タカハシ「そこがこのロケットの巧妙なところだ。狙って落とせばたしかに核兵器だ。しかし、狙ったのではなく、宇宙に送り届けるはずのものが、偶然のふりをして地上に落下した場合はそれはただの事故だ。日本国憲法には何も触れない。」
カワタ「けどよぉ、核は反応を起こして爆発させないと充分な殺傷能力は得られないんじゃないのか?」
タカハシ「たしかに本来の核爆弾の能力としての性能は得られないかもしれない。しかし、少量の臨界反応だけでも大きな混乱とそれなりの殺傷能力が得られることはこないだ証明されたばかりじゃないか。」
カワタ「まさか…」
オオタ「そんな…」
タカハシ「あぁ、こないだの東海村の臨界事故だよ。あのときは密閉空間内での事故だったので、放射性物質がまきちらされず、被害はそれなりに少なくてすんだ。だがもし、核を大量につんだロケットが爆発が起こった場合、放射性物質は落下地点周辺に撒き散らされ、その周辺地域は生物の住めない死の土地になってしまうだろう。」
タカハシ「そして…ここまでは考えたくはないが…、その混乱に乗じて治安維持の名目で、自衛隊を現地に送りこめば…。」
カワタ「くそ、唯一の被爆国日本だけは絶対に核は保有したらいけないんだ。なんとかならないのか?タカハシ。」
タカハシ「相手は国家だ。今の俺達の力では小さすぎる。この事実を信じてくれる協力者がもっと多くいないと、とめることは…難しいかもしれない。」

     今の社会に核の力はなくてはならないものだ。
     しかし、この力は一歩間違えれば我々自身を滅ぼすことになることになる。


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