モノーキ
第19回「春の恐怖に隠された恐るべき陰謀の正体を暴け!!」


カワタ「グシュン!!うぃー」

オオタ「カワタさん、風邪でも引いたんですか?」

カワタ「ちきしょ、花粉症になっちまったんだよ。グシュン!!目がかゆい。」

オオタ「タカハシさん、何かいい治療方法知りませんか?」

カワタ「フェ、フェ、ハッキショイ!!ちっきしょうめ。」

タカハシ「なるほど、花粉症か…。しかし、残念だが、これといった治療方法は知らない。俺にだって…わからないことくらいある。」

オオタ「うーん、そうですかぁ。最近花粉症の人が増えているっていうから、いつカワタさんのようになるか心配ですねぇ。」

カワタ「ヘッキシ!!」

タカハシ「そういえば、なぜ近年になって花粉症の人が増えているんだ?昔から杉と一緒にすごしている日本人が、これほどまでに突然現代人に拡大するとは考えにくい。」

オオタ「たしかに、いわれてみればおかしいですね…」

カワタ「ブエックショイ!!」

タカハシ「気になって、少し調べてみたのだが、なんと日本には35年より前には花粉症は存在していなかったんだ。」

オオタ「一番最初に発見されたヨーロッパでも、180年前まで発見されていなかったんですね。」

タカハシ「たしかに、杉は戦時中に大量に植えられたという記録がある。現在、その杉が丁度生育しきったとき。だから花粉症の人間が増えるというのはわかる。しかし、だからといって、花粉症という病状がでてきた理由にはならない。」

オオタ「たしかに、それだったらもっと昔から病状が発見されているか、もっと近年になってから発見されていなければ説明がつきませんよね。」

カワタ「うー、ようやく落ち着いてきた。」

タカハシ「ということは、他の原因が日本人に花粉症を引き起こしているということか。」

オオタ「そう考えて、間違いないようですね。」

タカハシ「よし、花粉症の正体について調査を開始する。」

・・・

オオタ「だめですね。花粉症といっても杉の花粉のアレルギーだというような資料しか見つかりません。」

タカハシ「たしかに・・・、まるで何者かが真の原因を追求させまいとしているように感じられる・・・」

カワタ「しかし、そんなに花粉症に躍起になる必要もないのではないか?」

タカハシ「いや、考えてみろ、花粉症といえどもひどい人は一日中くしゃみをし、鼻をかんでいる。その時間だけでも全日本的にみたら、計り知れない経済効果をもたらすだろう。しかも、3月は日本は決算期であるという事実、その時期のくしゃみなどによる思考中断、などの目に見えない経済損失効果も考えたらその影響ははかりしれない。」

オオタ「たしかにそこまで考えると、現在の日本の不況も花粉症の影響がないとは言えなくなってきますね。」

カワタ「けどよぉ、花粉症のアレルギーなんてそう簡単になるものなのか?まるで伝染病じゃないか。」

タカハシ(花粉症が伝染病?たしかに現在の花粉症の人間の数はうなぎのぼりだ)

タカハシ「そうか・・・そうだったんだ!!」

オオタ「なにかわかったんですか!!タカハシさん」

タカハシ「あぁ、わかった花粉症の正体と、その裏に隠された陰謀までもな」

カワタ「なんだって!?花粉症には陰謀まで隠されていたというのか!!」

オオタ「それで、花粉症の正体はなんだったんですか?」

タカハシ「花粉症の正体は簡単だ。それはすでに俺たちが以前解いた謎だった。」

オオタ「え?以前といたですって?」
 
 
タカハシ「そうだよ。花粉症の正体はインフルエンザウィルスだったんだ。」

カワタ「なんだって!!そんな馬鹿な話があるか!!」

タカハシ「考えても見ろ、以前俺たちはインフルエンザウィルスの正体は幻想を引き起こすウィルスであることを突き止めた。

オオタ「そういえば、インフルエンザウィルスは症状が幻覚そのもので、本当の病状はその幻覚だったんですよね。」

タカハシ「そうだ、インフルエンザの流行る時期は2月、そして花粉症の流行る時期は3月だ。この断続性こそインフルエンザの幻覚の症状であることの証明になるとは思わないか?」
タカハシ「そして、インフルエンザウィルスの真の正体は時期によって変幻自在な幻覚ウィルスだったんだよ!!」

カワタ「そ、それならば他の月にもインフルエンザの症状がないと不自然じゃないのか?」

タカハシ「あぁ、まだ季節特有のインフルエンザウィルスがある。それは5月だ!!」

オオタ「ま、まさか…、それは5月病ですか?」

タカハシ「そのとおりだオオタ。4月の入学など環境が変わるシーズンは緊張感が保って、インフルエンザウィルスの症状が出にくい。しかし、緊張も緩む5月にもなるとインフルエンザ第3の病状、5月病が発病するんだ!!」

カワタ「そ、そんな、ことが…」

タカハシ「おそらく、4月の病状は効果が薄いが、やたらと眠くなる症状のはずだ。昔から春は眠くなると相場が決まっている。」

オオタ「ですが、タカハシさん。それでは、最近になって花粉症の症状が出てきたことの説明がつきませんよ。」

タカハシ「いや、考えても見ろ。そもそもインフルエンザウィルスはある人物によってコントロールされた病原菌だった。

オオタ「ノストラダムス!!」

タカハシ「そして…、ノストラダムスの能力を現代まで受け継ぐ、ノストラダムスの子孫たちが存在することは確認した。

オオタ「わかりました!!ノストラダムスの子孫たちがあらかじめこうなることを予想して、新たな陰謀として、予言の力を利用して花粉症症状を引き起こしたんですね。」

タカハシ「そのとおりだオオタ。そうすればすべて説明がつく。」
タカハシ「しかし…、しかしだ。この結論にはわれわれはたどり着くべきではなかった!!」

カワタ「真実にたどり着いてはいけないとは、どういうことだよタカハシ?」

タカハシ「いいか、考えても見ろ、ノストラダムスの子孫たちがすでに動いていたということは、かれらはノストラダムスの予言はわれわれの手によってつぶされるということがわかっていたということだ。」

オオタ「は!?ということは、われわれの行動はすべて彼らに察知されていたのでは?」

タカハシ「そのとおりだオオタ。我々の動きがすでに監視されていた可能性は高い。そして、考えたくないが今まで連中の手のひらで踊らされていた可能性もだ。」

カワタ「くそ、なんてことだ。いままでの俺たちの行動はなんだったんだ!!」

タカハシ「いや、まだ確実にそうと決まったわけではない。そして前回のノストラダムスとの対決のときに、我々は重要な武器を得ることができたじゃないか。」

カワタ「あきらめない!!」

オオタ「それと読者の手紙」

タカハシ「そうだ。奴らにとって長年の呪縛だったノストラダムスののろいを解いたのは俺たちだ。そこまでは奴らにとっては好都合だったはずだ。こんどは自分がノストラダムスになればいいんだからな。しかし、そうなった以上運命の呪縛をとくことのできる俺たちは、今度は逆に迷惑な存在になる。どのような妨害工作があるかわからない。みな、これからは心してかかるんだ」

カワタ「そうだな、少々の脅しがあってもびびってたまるものか!!」
オオタ「そうですよカワタさん。あきらめなければ、きっとなんとかなります。」

タカハシ「よし、MMR出動だ」


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