モノーキ
第21回「アメリカを襲う恐怖の陰謀の正体とは!!」


ガチャッ

オオカワ「た、大変です。タ、タカハシさん、テ、テレビをつけてください。」
タカハシ「落ち着けオオカワ。いったい何があったんだ。」
オオカワ「ア、アメリカが…、とにかくテレビをつけてください。」
カワタ「いったどうしたっていうんだよ。」

プチン

タカハシ「こ、これは…」
カワタ「せ、世界貿易センタービルが…」
タカハシ「爆発している…」
タカハシ「はっ!?オオタは?オオタは大丈夫なのか?」
オオカワ「そういえば、アメリカに出張するっていってました。」
タカハシ「カワタ、急いでオオタに電話をかけるんだ」
カワタ「それが、さっきからやっているけどつながらねぇんだ。」
タカハシ「貸してみろ」

ガチャ、ツー、ツー、ツー

タカハシ「くそ!!無事でいてくれ、オオタ……」
 

そして、一日がすぎた…
 

タカハシ「まだか?まだオオタと連絡はつかないのか?」
オオカワ「はい、残念ですが、まだ…、あ!!待ってください。繋がってます!!」
タカハシ「なんだと、貸してみろ」

プルルルルプルルルルガチャ

オオタ「はいオオタですけど。」
タカハシ「オオタか、電話が繋がったということは無事なんだな。」
オオタ「例の件ですね。はい現地でも大騒ぎです。」
タカハシ「そうか、無事でよかった。で、どうなんだ現地の様子は。」
オオタ「僕は今西海岸にいるんですけど、やはりニューヨークは大騒ぎみたいです。」
オオタ「僕のいるサンフランシスコは西海岸だからわりと静かですし、いつもと変らない感じです。」
タカハシ「なるほど、日本でのオウムの事件でもそんな感じだったな。」
オオタ「今回の事件はテロで、タリバンという勢力が行ったという可能性が強いということです。」
カワタ「まぁ、あれが事故だったら、それこそ驚きだよな。」
タカハシ「とにかく無事でよかった。この件についてMMRAとしては早急に調査を行わなくてはならない。はやめに日本に帰ってきてくれ。」
オオタ「わかりました。はやめに用事を切り上げて帰ってきます。」
 

数日後…
 

タカハシ「よし、全員集まったな。オオタ現地で集めた情報をまとめて紹介してくれ。」
オオタ「はい、現在のところ世界貿易センタービル二棟と国防総省に飛行機が突っ込んだ模様です。死傷者は数千人。犯人はタリバンという組織とその組織を裏で操っているオサマ・ビン・ラディン氏だと言われています。」
タカハシ「なるほど」
カワタ「むなくそ悪い事件だ。」
タカハシ「他に何か事件に繋がりそうなニュースはないのか」
カワタ「げ、関係ないけど狂牛病の牛を廃棄したの嘘だってさ」
タカハシ「なに!?」
タカハシ「は!?まてよ、そうか…、そうだったのか。」
オオタ「何かわかったんですか」
タカハシ「あぁ、今回のテロの首謀者がわかったよ。」
オオカワ「本当ですか?」
タカハシ「あぁ、俺の推理に間違いがなければ…」


タカハシ「今回のテロの首謀国は日本だったんだ。」
カワタ「なんだって!!」
タカハシ「いいか、考えても見ろ。今回のテロで日本は大きな恩恵を受けている。」
タカハシ「このテロのおかげで日経株価が一万円を割れた。この数値は以前は日本の信用ががた落ちする値だったはずだ。しかし、市場の反応は『テロが起こったんだから仕方ないか』に変わっている。タイミングを考えるとあまりにも都合が良すぎないか?」
オオタ「たしかに…。」
タカハシ「そして、犯人をタリバンの仕掛けたものと見せかけることによって、戦争がおこる。そうすれば、日本各地の米軍基地も動くだろう。そして、戦争による大きな需要の喚起」
オオタ「景気の回復も行えるということですか?」
タカハシ「あぁ、そうだ。」
タカハシ「そして、狂牛病の隠蔽問題。このテロ事件のおかげで、マスコミの扱いは小さくならざるをえない。これでどさくさにまぎれて狂牛病の問題をごまかすことが可能になる。」
タカハシ「さらにこれを機会に集団的自衛権を持った憲法改正も可能になってくるんだ。」
オオカワ「でも、実行犯の大半はアラブ人ですよ?どうやって実行するんですか?」
タカハシ「簡単なことだ。不法入国しているアラブ人を使えばいい。彼らは金を欲しがっている。たとえ命と引き換えとはいえその代わり、家族が一生裕福に暮らせるならば、命をかける人間だって探すのはそう難しくはないはずだ。」
カワタ「でもいくらなんでもそこでも…」
タカハシ「忘れたのかH2ミサイルを使った合法核ミサイルのことを。日本は急速な軍事化を行っているんだ。現に核を保有していないことを除けば、日本の軍事力は世界2位とも言われている。」
オオタ「しかし、先日H2Aロケットは打ち上げに成功しましたよ。」
タカハシ「あぁ、これで日本はH2Aを核ミサイルとしても、大気圏外からの攻撃兵器としても使えるんだ。」
オオタ「大気圏外からの攻撃?」
タカハシ「あぁ」
 

タカハシ「人体発火現象を利用するんだ。」

オオカワ「人体発火現象?」
タカハシ「以前から疑問に思っていたのだが、このことをきっかけに人体発火現象の本当の正体がわかった。」
カワタ「いったいどういうものなんだ。タカハシ」
タカハシ「人体発火現象は主に、人間のロウソク化現象による低温火災よって起こるといわれている。」
オオタ「酸素が少ない場所でおこり、一般的には心臓麻痺でなくなった人がタバコなどの火が普通の火事のように燃えひろがず、ロウソクのように燃えてしまうという現象ですね。」
タカハシ「そうだ。たいていの場合はそれで説明がつく。しかし、ここで注目したいのは突然外で人が燃え上がったなどの報告例もあることだ。」
カワタ「それはロウソク化現象では説明できないな。タカハシ」
タカハシ「あぁ、こういう外部での人体発火はロウソク化現象ではない。太陽光の反射光を利用して、大気圏外からの光を一点に集めて人間を燃やしたんだ!!」
カワタ「なんだって!!」
オオカワ「しかし、どうやって反射光が集まってしまったんですか?」
タカハシ「宇宙には無数のチリがある。それが偶然にも一点に光を反射して大量の光エネルギーが集まってしまったんだ。おそらくよくある原因不明の火事などの原因もこれのはずだ。」
カワタ「しかし、それをどうやって兵器に応用しようというんだ?」
タカハシ「ミウラ折りさ。」
オオカワ「あ、僕聞いたことあります。簡単に地図をたたんだり開いたりできるんですよね。」
オオタ「ということは、宇宙に小さくたたんだ鏡を持っていって、それを大きく広げて一点に光を集中させるんですね!!」
タカハシ「あぁ、これで世界中のどこでも、人体発火現象を使って火事をおこすことが可能になる。」
カワタ「なんてことだ。」
タカハシ「今、日本は経済危機の中、このような軍事化をすすめて一体何を行おうとしているんだ。日本はこれからどうなっていくんだ…」


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