モノーキ
ニセ日記(1999年3月)
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本物
*注
:これより下に書いてあることは全て嘘っぱちです。絶対に信じないように。
3月9日21時
ネッシーに関する驚くべき情報を入手した。
下の書きこみはどうやら、誤りだったようである。
なぜ、このような事態になったかというと、
私は各国のスパイや世界を操る裏の組織などに監視されているようで、
ときどき真実を公開するのを妨げるため、様々な妨害をしかけてくる。
先日も危うく車にひかれるところだった。
前回の報告は彼らが偽情報を流して真実を隠蔽しようとしたらしいのだ。
で、新しくわかった事実は、
ネッシーの正体はネス湖そのものである。
つまり、ネス湖は実は水分を過多に含んで膨れ上がった細胞で、
ネス湖そのものが巨大な細胞なのである。
今まで見られた目撃談や証拠写真は全て細胞であるネス湖の動いた後だったのである。
「○A○A」に所属する友人からの情報
3月9日8時
ネス湖にネッシーは実在する。
あなた方の言う通り、もっとも有名な写真が偽者だと本人が言ったらしいが、
それだけでは他の数々の目撃証言に説明がつかない。
またその言葉自体も、遺言で述べたものであるから、
家族が口裏を合わせてでっち上げたことかもしれない。
ではなぜネス湖にあれだけ目撃されながら、
その姿の全貌がなかなか捕らえられないのか?
そもそもネッシーは恐竜の生き残りだの、巨大うなぎだの、様々な説がある。
しかし、これでは上の言葉は説明できない。
真実はこうだ。ネッシーは
霊的存在
である。
おそらくは古代恐竜の霊であろう。
これならば今まで起こった話は全てきれいに説明がつく。
前にも述べたとおり、魂は物質に影響を及ぼすことが可能である。
そこで巨大な体であったであろう恐竜の魂はやはり巨大であったはずである。
それが動くのだから、様々な目撃例があっても不思議ではない。
そのような魂が何億年もネス湖に残っていたのである。
よほど強い想いがあったのであろう。
近年、人間がネッシーを見世物にしているため、
ネッシーが怯えて姿をあらわさなくなったのは悲しいことである。
3月5日2時
お詫び
政府機関によりこの部分を削除せよとの警告があったので削除しました。
*注
:ここまで上に書いてあることは全て嘘っぱちです。絶対に信じないように。
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