モノーキ

翻訳マシンという芸術


これを書いている一年後以降くらいに読んでいる人には時期はずれだとは思うが、
期待の新ブラウザNetscape6。
よくは知らないんだけど月光エンジン搭載の名前だけで惚れるブラウザだ。

その中のウリの一つに翻訳機能搭載というのがあるのだけど、
なぜかおおっぴらに大宣伝してこない。
なぜかと思ったら、翻訳サービスをするURLに繋がるだけなんだよね。
ちなみにそこURLはここ
IEでもきちんと動いちゃいます。
っていうかうちだとなぜかネスケ6ではまともに動きません

で、どれだけ翻訳の精度あるのか気になって、
一つの文章を日本語から翻訳しまくってみました。
と、言ってもURL打ちこんでそのページを翻訳する方式なので、
いったん翻訳したい文章をHTMLにしてHP上にアップロードしてから
そこのURLを入力するすることにやって翻訳するという方法を使っています。
こうすれば擬似的に普通の翻訳ソフトとしても使えます。

ちなみに使用した原文はこれ

こいつを翻訳して行く変遷を図で表現します。
 
 
1)日本語 2)英語 3)日本語 4)英語 5)日本語
6)イタリア語 7)英語 8)日本語

まずは2)から見ていきましょうと行っても筆者は英語が嫌いなので見るのもいやなのですが。
> Endeavor: Houston, this endeavor...... あ - ...... Microsoft " outlook " is.
ここらへんを見る限り、エンデバーをきちんと訳しているようですし、アウトルックですらきちんとoutlookになっているよですね。
「あー」はさすがに原文のままですが。

次に3)の再び翻訳した日本語を見てみましょう。
> 尽力:ヒューストン,この尽力......あ - ...... 「展望」がそうであるMicrosoft.
エンデバーが「尽力」になっています。たしかに調べたらエンデバーには努力とかそういう意味があるようですが…
OutLookも何時の間にか「展望」になっています。
こうしてみると、翻訳ソフトの問題の一つとして、一般名詞を利用した固有名詞をどうやって固有名詞と判断するかというのがありそうですね。

個人的には原文の
> エンデバー号は現在、太平洋の約240キロメートル上空を通過中。

> 尽力は,ほどなく太平洋のYaku.4483 240キロに番号をつける ートル 通行の真中で高く飛ばせ
になっているのが興味深い。4483はどこから沸いてきたのか?
どうやら1)から2)への変換の際に起こったようですが。キロメートルを訳せなかったのが鍵か?

で、いっきに飛ばして英語に変換して再び日本語に訳したのが5)
何が起こったのか異常に文章量が増えてます
> あなたにあなたのあなた自身で耳を持っていて,確かめてほしいそのう それがするまたは(マナー).
こんな文章はすでに冗談でしかないですね。

で、何か面白くなかったので、4)を経由してイタリア語にいったん変換してから日本語に戻してみました。8)
翻訳は全て英語を経由しないといけないようなので、こう言う経路にしました。
> 中心の,およびコントロールされること(人),それゆえにというのも quelテキストでそれ,および何かを交換してそれがそうである会話のために,変わること
異様に回りくどくなっています。

そう、翻訳ソフトの魅力は人類では想像すらできない画期的な文章を生成することができるのだ!!

どうだい。フォトショップを手に入れて、キャッキャと騒いでいるエセCGクリエータと同じことができるようになるのだよ。小説家のみなさん。(一部偏見あり)

さて、サンプルとして何がいいだろうと考えていたら、
なーんとなく、「散漫で要点が今一つ掴めない詩人志望の女子高生の書く詩。」を翻訳したら面白そう。
というイメージが沸いてきたが(特に読んだ事はないので究極的に偏見)
さすがに本物を捜すのはまずい。
というわけで思いついたのが、プロジェクト杉田玄白「不思議の国のアリス」著作権フリーのものをガシガシ翻訳してみるのはどうだろう。

ということで、やってみた結果がこれ。

原文変換後

どの言語を経由したのかは秘密だ。
というより、これを書いている最中にマシンが起動しなくなってしまったので、
一月後に復旧したときにはさっぱり忘れてしまったのですよ。
というわけで方法論だけ提案して、そのまま逃げ。
中途半端だが、寝かすよりはいいでしょ?



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