モノーキ

時間との戦い

 

 
ゲーム製作者がよく犯す、過ちが一つあります。
それは、「プレイヤーがゲーム中心の生活をおくっているという勘違い」です。
 
近年のゲームでは、「ゼルダの伝説」が典型的な例でしょう。
たしかにゲームとしての完成度は非常に高く、
学生などにとっては面白いゲームかもしれません。
しかし、社会人にとってみれば、だらだら長く、仕掛けも多いので、
普通に遊んでいても、ちょっと気になるところを調べていたら、
あっという間に時間がなくなります。
 
ゲーム製作者は我々社会人にどの時間帯にどのくらいの時間遊んで欲しいのでしょうか?
 
確かに学生は時間は結構作れますが、
それでもちょっとした暇つぶしなど、
それほど時間をかけないで遊ぶ人は多いと思います。
それなのに、今(昔も)ゲームは
結構時間がかかるものが多いように感じられます。
それでは、やりたくてもやれない、
やろうとも思わない人が多いと思います。
 
唐突に話が変わりますが、なぜ昔格ゲーが大ヒットしたのでしょうか?
新しいゲーム性だの刺激だの普通に言われていたことが大部分を占めると思いますが、
その中に私は「手軽さ」という見えない要求を満たしていたことがあると思います。
やめたいときにいつでもやめられる、
やりこみたいときに沢山やりこめる。
気合を入れて、「さぁ、これからゲームをやるぞ」
と心構えをしてから遊べって言うなら、面倒だからやりませんよ。
 
ただ、ゲーム内容だけではなく、ユーザー側にも大きな問題があります。
先に上げたゼルダの伝説などでも、
全ての宝を探し出すのがゲーム本来の目的ではないはずです。
ゼルダの世界観を楽しみたいのであれば、
全ての宝を探し出そうとするのは、むしろ邪道だと思いませんか?
 
「世界を楽しむ」
これが目的ならば製作者、ユーザーともにこころがければ、
ゲームをそれなりの時間のプレイで満足感を得ることも、
その後、長く遊ぶこともできるようにはなると思います。
 
それとも、すでに社会人になっている、
元ゲーム好きの顧客なんてどうでもいいですか?
一生学生相手だけのゲーム作っていきますか?
 
最後に最悪の例としてハドソンが昔やってたPLG。
ようするに、ゲーム内の時間と現実の時間が同一である馬鹿なシステム。
なんで人間がゲームにあわせてやらなきゃいけないの!?
社会人はどうしたら昼間にプレイできるのでしょう?
 

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