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理想の香典返し

 

 


00/10/11

先日の初七日に、祖父の香典返しを何にしようかと相談されて、
防災セットという超名案を思いついたので、教えたのだが親族の一部は賛成したものの無難なタオルと石鹸はが強くどうなることやら。

ちなみになぜ防災セットが超名案かというと、
香典返しというものは、老若男女すべての人が対象になる。
そんなとき一人一人何がいいかと考えるならともかく、普通そんなことはしない。
つまり、おのずとお返しの条件として、
「大半の家庭ですでに所有していてはならない。または、いくつ所有しても困らない。」
ものに限定されてくるわけだ。

そんな中「あら、これ素敵だわ」などと自分が気に入った食器を送っても、
送られた相手は「なんじゃこりゃ?」と思うかもしれないし、「うちの食器にはあわない」と思うかもしれない。
第一、いつも使う食器などの台所用品や家具類はすでに送られた家庭にあるものなので、
ありがたがられるわけはない。
それは皆さんが重々承知しているだろう。
つまり、おのずと小物、食器、家具類などは贈り物としてはふさわしくない。

そうなると可能性はいくらあっても困らない消耗品か、買うほどには手が出ないがあると便利な小物関係という結論につく。
(他に適切なものがあったら教えてください。)
そのなかで半分消耗品のタオルなどのセットはそれなりにありがたいものの、
つきあいがちょっと広いだけで家中タオルだらけになりかねないくらいの定番商品なので、よくはないだろう。
小物関係は普段は安く手に入るものの超高級品や、そもそも存在がなかなか知られていない便利グッズなどにあたる。

これらを踏まえた上で防災セットを見てみよう。
阪神大震災直後、にこれら防犯グッズは馬鹿売れしたらしいが、
それでも多くの家庭にあるものではないだろう。
つまり、「大半の家庭で所有していない」という条件にも当てはまり、
仮にすでに持っていたとしても、阪神大震災前後ならそろそろ乾パンの賞味期限も切れるころだ。
ものが多ければそれだけ生き延びる可能性も高く、また家の各所に配置しておけば仮に家が倒壊しても、取り出せる可能性が高い。
つまり「いくらあっても困らない」(正確に言うと一つぐらい増えても困らない)ものでもあるのだ。
おりしも、鳥取の大地震があった直後で防災に対する心構えが改めて求められている中で、防災セットが送られてくる。
誰しもが「あ、いいものを贈ってくれた」と思ってもらえる可能性が高いのである。

ちなみに次点で宝くじというのもあった。
あと書いている途中に電池セットという案も思いつくが、重いし受け取った人が唖然としそう。



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