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モノーキ
ポーズ付けの重要性
ようやく完成した改造フルカラー。
でも、もう一手間加えると、もっとよくなりますよ。というお話。
左と右は、同じジムコマンド。
左は手を加えたもので、右は無改造。
造形的にはまったくいじってません。
首と手の、パーツを微妙に変更したのみ。
「どうだ、左のほうが圧倒的によいだろう。」
と、言おうと思ったら、意外と商品状態もよい。
でも、左の改造後の方が自然なポーズなのは、おわかりいただけるかと思います。
簡単な改造工程としては、
首:
取り付け位置を0.5mmほど下げて、あごを引き気味に。
大抵のフルカラーに通用するので、お勧め。
ただし、あごを引きすぎて、横から見ると変になる作品もときどき見受けられます。バランスに注意。
また、若干首を頷くように傾ける加工もしています。
こちらも効果的に働く場合が多いです。
右肩:
ハの字加工。
(軸は、角度調整しているうちに短くなりすぎて、他のフルカラーから移植しました)
右手:
取り付け角度を斜めに。
以下の写真を見ると、改造をどのようにしたかわかると思います。
要点を簡潔に述べると
「パーツの角度を自然にすると、リアリティが増す」
ということです。簡潔すぎか。
フルカラー製品というのは、型から抜いて作るので、微妙な角度のパーツというのはあまりないです。
そういうのを再現したいときは、別パーツにして再現しています。
強度、コスト、もろもろの事情があるので、それにも限界があります。
ゆえに商品が「おもっちゃっぽいポーズ」になってしまうことが多いです。
なので、その90度、180度とかの「おもっちゃっぽい角度」を修正するだけで、作品の存在感がぐっと増すわけです。
逆におもっちゃっぽく作りたければ、そのような角度を追求する必要があります。
ハの字加工は結構重要です。
昔のガンプラのように怒り肩になるように、軸を上に向けます。
ポージングにもよりますが、素立ちであるならば上から見ても胸を張るように、軸の向きを調整したほうが良いと思います。
ちなみに、軸の角度を変更するときは、軸を切り欠いて角度をつけても良いのですが、適当に凸凹したジャンクパーツをくさび上に切って挟み込むのがお勧め。
色を塗ると、メカっぽくなってリアリティが増します。
左手のハの字加工
(見にくくてごめんなさい。頭は腕がこけないように支えです)
腕は、角度を斜めにするだけでなく、若干のひねりもくわえると、より自然になります。
後ろから見ると、表情が出ている自然さがわかるかと思います。
でも、左手はまっすぐでも良かったか。
左手。盾の取り付け位置も変更しました。
横から。ここだとあまり変更したのがわからないですね。
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