カイ「うわぁ、俺たちの帰るところが
なくなるんじゃねぇだろうな」
「双方二隻ずつ撃沈!!」
「次はMS戦だ!!
対空砲火用意!!」
…
ラ ラァ ラ ラァ
アムロ「あれか!?
違うか?
そうか!!」
「とんがり帽子だな」
「見える!!」
「とんがり帽子の付録か!!」
「駄目だ!!コントロール系を…」
「見えるぞ」
「く」
「あなたには力がありすぎるのよ
あなたを倒さねばシャアが死ぬ」
「シャア…、それが？」
「あなたが来るのが遅すぎたのよ」
「遅すぎた？」
「なぜ？あなたは今になって現れたの？」
「あなたはこんなに戦えるじゃない
なぜなの？
あなたには守るべき人も
守るべきものもないというのに」
「なんだと？」
「私には見える
あなたにはふるさともなければ
家族もないわ
人を愛してもいない」
「だから…、だからってどうだっていうんだよ!!」
アムロ「守るべきものがなくて
戦ってはいけないのか？」
ララァ「それは不自然なのよ」
「では、ララァはなんだ？」
「私を救ってくれた人のために
私は戦っている」
「たった…、それだけのために？」
「それは人の生きるための真理よ」
「では、この僕たちの
出会いはなんなんだ」
「なぜなの…、なぜ遅れてあなたに
出会ったのかしら」
「運命だとしたらひどいもんだよな
残酷だよな」
「あなたと出会ったからって
どうなるの？
どうにもならないわ
どうにも…」
「しかし、これは事実だ
認めなくちゃいけないんだ」
「認めてどうなるの？
出会ったからって
どうにもならない出会いなのよ」
「出会えばわかりあえるのに
なぜ、こういう風にしか会えないのかしら？」
「あなたには、私にとって遅すぎて…」
「僕にとって、あなたは突然すぎたんだ…
人同士って、こんなもんなんだよな」
「ララァ、奴との戯言はやめろ!!」
アムロ「シャア!!」
セイラ「兄さん、下がってください!!」
セイラ「あ、兄さん!!」
セイラ「あぁ!!」
ララァ「大佐、いけません」
シャア「なに!?」
シャア「アルテイシアか…」
アムロ「シャア、覚悟!!」
シャア「ぬぅ!!」
ララァ「大佐!!」
シャア「ララァ!?」
アムロ「ララァ-!!」
ララァ「あぁー!!」
