モノーキ
エリートベイブレーダー養成講座

テーマ:混ベイ党シュート砲


いくら高級ベイブレードを使っていてもシュートがへぼくては、話にならない。
そこで、我が混ベイ党が開発したシュート法を紹介しよう。
党首は他のテーマに移らざるを得ないため、
図解など親切なものはないので、文章からうまく読み取ってくれたまえ。

まず、基本は腕で、おもいっきり高速でワインダーを引っ張る。
これはだれもがやっていることだ。
混ベイ党流シュート砲は、これにさらに力を加える。
指の力だ。

通常構えるとき、ワインダーをぎゅっと握ってしまうが、
混ベイ党シュート砲はワインダーは握らない。
人差し指と、中指を第一関節に引っ掛けるだけだ。
そして、ワインダーを引っ張るときに、思いっきり手を握りこむ。
こうして、握力のスピードもベイに伝えるのだ。

しかし、これにより、パワーアップしたシュート砲に一つ問題点がある。
パワーが出すぎて、ベイが外壁に向かって突っ走ってしまうことだ。

これは、シュート力が強すぎて、ベイが離れるときに下へ向かう力が大きすぎ、
ベイのグリップが強くなりすぎ、軸の回転の思うがままにベイが突っ走ってしまうためだ。
それならば、下へ向かう力を減らせばよい。

つまりこうだ。
シュート直前まで、スタジアムギリギリまでベイを近づける。
そして、ワインダーを引っ張り、ベイが離れる瞬間、
シューターごと真上に持ち上げる。
こうすることにより、ベイに上に向かうベクトルがかかり、下に向かう力が軽減される。
また、初期位置がスタジアムギリギリのため、狙いを外すということも少なくなる。
タイミングはむずかしいが、ぜひ習得して欲しい。

また、このシュート砲は応用すれば、腰、足などの全身の力を用いることができるが、
常に理想の体勢からシュートできるわけではないので、
正座からでもシュート可能な、握力程度に抑えておくのが妥当であろう。



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