プロジェクトZ
〜小型ゾイド用兵器開発者の挑戦〜

Project:1

鹵獲ザバット小型ゾイド用試作高機動オプションユニット装備型強行偵察機

こうして「ザバット」は
「鹵獲ザバット小型ゾイド用試作高機動オプションユニット装備型強行偵察機」
として戦線に投入されることとなった。
もはや「ザバット」はマクスウェルの手を離れていた。
「しかし、それが兵器としては自然の流れだ」
彼はまだ量産化の道をあきらめていなかった。

「ザバット」（改造前）

「鹵獲ザバット小型ゾイド用試作高機動オプションユニット装備型強行偵察機」

ときどき整備兵から、高機動オプションユニットについての問い合わせがあったが、
その後、彼がこの「ザバット」を整備することは一度もなかった。

後ろ方向

伝え聞くことによると、この「ザバット」は
本来から備えているステルス性能と、高速機動性能を生かして順調な戦果を上げているという。

真下から見たところ

その後マクスウェル、この高機動オプションユニットの噂を聞いたエースパイロットからの要請で、
何台か高機動オプションユニットの製作を行った。

そしてしばらく後、マクスウェルの下にある一通のメールが届いた。
「ザバット、撃墜される」
武器と翼を直撃された「ザバット」は高機動オプションユニットだけのコントロールで、
敵陣深く突っ込んでいったと言う。
これを聞いたマクスウェルは一人つぶやいた。
「あの機体に乗って死ぬのは俺一人でよかった。」

〜Fin〜
 

「君のゾイドにも乗せよう！！マクスウェルの小型ゾイド用高機動オプションユニットの作り方」